2022年も多くの方を診察させて頂きました。その中で手術を受けて頂いた方のご報告をさせて頂きます。
白内障手術は830件、網膜硝子体手術は103件でした。
白内障手術の中で、多焦点のレンズ(保険適用のものも含む)を使用したのは184件(22.2%)でした。
白内障手術の中で、乱視矯正用のレンズを使用したのは164件(19.7%)でした。
眼内レンズには多焦点でかつ乱視矯正用のレンズがありますので上記の2つは重複があります。
白内障手術を受けて頂く方には、事前に診察以外にまとまった時間を設けて(月曜日の午後が多いです)、手術を受ける目的や使用可能な眼内レンズの種類を良く説明させて頂いた上で、満足度の高い手術になるように心がけています。またどのような眼内レンズを選択頂いたとしても、補正可能な乱視はすべて可能な限り補正致します。さらに手術の技術はもちろんのこと、痛みなどがなるべくないような快い時間になるように注意しています。
白内障手術の合併症では、後嚢破損といって眼内レンズを支えるための透明な袋が手術中に破れてしまった方が1件でした。このような方は術後の炎症が強くなり視力が出てくるのに通常よりも少し時間がかかりますが、幸い1週間ほどで視力は1.0となりました。
また多焦点眼内レンズを使用した方で、数名程度手術直後に見え方に違和感を感じる方がおられました。多焦点眼内レンズには、コントラスト感度の低下、グレア、ハロー、色調の変化などといった特有の見え方の違和感が出る方がたまにいらっしゃいます。ただ感じ方は本当に患者さんそれぞれで、術前の予測がなかなか難しいのが現状です。幸いにもこれらの患者さんは術後しばらくして見え方に慣れていかれましたので、当院で再手術を行った方はいらっしゃいませんでした。
また重篤な合併症である網膜剥離、眼内炎、眼内出血などは0件でした。
今後も皆さまの見え方が良くなりますように可能な限りご協力させて頂きたいと思いますし、個々の患者さんのニーズに合った治療を提供させて頂きたいと考えておりますのでよろしくお願い致します。