院長 加藤悠
2021年8月より院長を引き継ぎました、どうぞ皆様よろしくお願い致します。
当院は1998年の開院以来、加藤道子理事長の治療方針のもと、地域住民の方々に寄り添ったよりよい診療ご提供することを目標として、多くの方々に支えられてきました。ここに改めて感謝の意を表したいと思います。長年に渡って時には患者様に教えられながら診療を続けて参りましたが、医療の進歩もまた著しくそれらを患者様にお届けするためにもこの度代替わりをして新たな風も取り入れることになりました。先代の理事長の基本方針である「地域の患者様に寄り添った診療をご提供する」こともしっかりと受け継ぎつつ、先端の診療も要所で取り入れながら引き続き真摯に診療に取り組んで参りたいと思っております。
私は専門的な大学病院などの施設で多くの網膜硝子体手術や白内障手術を手掛けてきましたが、クリニックなどの一般的な眼科外来での初期診療もとても大切であると考えています。様々な治療の可能性を念頭に置いた上での初期診療は、病気の早期発見や適切なタイミングでの治療をご提供するためにとても大事だと思います。正確な診療をわかりやすい言葉を使いながら、受診される皆様全員に寄り添いながらご提供していきたいと考えていますのでどうぞ宜しくお願い致します。
私は眼の手術が専門ですが、当院で可能な手術は日帰りの白内障手術と網膜硝子体手術です。もともと手術でも患者様を治したいと考えていた私は、眼科医として診療を始めた頃から徹底的に手術のトレーニングを積んできました。白内障手術に限らず、なかなか他の先生が踏み込まないような眼の奥、すなわち網膜硝子体に対する手術に取り組んで参りました(黄斑上膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、網膜剥離、硝子体出血など)。最後の仕上げとして日本でも有数の網膜硝子体手術専門病院である杏林大学付属病院で4年間ほど朝から晩まで手術を行う生活を続けました。白内障ならびに網膜硝子体手術に関しては他の大学病院などに引けを取らない治療を患者様に提供できる自負があります。
町のクリニックで皆様に寄り添い訴えに耳を傾けながら、なおかつ難しい眼の病気に対しても積極的に取り組んでいくことで、少しでも皆様のお力になれるようであればこれほどの喜びはありません。どうぞよろしくお願い致します。
専門
網膜硝子体疾患、眼科治療全般、白内障手術(10000件以上執刀)、網膜硝子体手術(5000件以上執刀)
資格
- 日本眼科学会認定専門医
- 医学博士
- 難病指定医
- 身体障碍者福祉法第15条指定医
- 視覚障害者用補装具適合判定医
- 屈折矯正手術講習会修了 (日本眼科学会)
- ICL手術認定医
- オルソケラトロジー認定医 (日本コンタクトレンズ学会)
- CTR講習会修了 (日本眼科学会)
- 低侵襲緑内障手術(iStent)認定医
- ボトックス講習・実技セミナー修了
経歴
- 横浜市立大学医学部卒業
- NTT東日本関東病院初期臨床研修
- 国立病院機構東京医療センター
- 都立駒込病院
- 杏林大学医学部付属病院助教(網膜硝子体フェロー)
所属学会
- 日本眼科学会
- 日本網膜硝子体学会
- 日本眼科手術学会
- American Academy of Ophthalmology (AAO)
- The Association for Research in Vison and Ophthalmology (ARVO)
研究論文
- Kato Y, Inoue M, Hirakata A
Effect of foveal vitreous cortex removal to prevent epiretinal membrane following vitrectomy for rhegmatogenous retinal detachment.
Ophthalmol Retina 5:420-8, 2021. - Saito-Uchida S, Inoue M, Koto T, Kato Y, Hirakata A
Vitrectomy combined with subretinal injection of tissue plasminogen activator for successful treatment of massive subretinal hemorrhage.
Eur J Ophthalmol 5:2588-95, 2021. - Itoh Y, Inoue M, Kato Y, Koto T, Hirakata A
Alterations of Foveal Architecture during Vitrectomy for Myopic Retinoschisis Identified by Intraoperative Optical Coherence Tomography.
Ophthalmologica 242:87-97, 2019. - Kato Y, Inoue M, Hirakata A
Quantitative comparisons of ultra-widefield images of model eye obtained with Optos 200Tx and Optos California.
BMC Ophthalmol 19:115, 2019. - Kato Y, Hanazono G, Fujinami K, Hatase T, Kawamura Y, Iwata T, Miyake Y, Tsunoda K
Parafoveal photoreceptor abnormalities in asymptomatic patients with RP1L1 mutations in families with occult macular dystrophy.
Invest Ophthalmol Vis Sci 58:6020-9, 2017. - Sasaki M, Kato Y, Fujinami K, Hirakata T, Tsunoda K, Watanabe K, Akiyama K, Noda T
Advanced quantitative analysis of the sub-retinal pigment epithelial space in recurrent neovascular age-related macular degeneration.
PLoS One 12:e0186955, 2017. - Kato Y, Tsunoda K, Fujinami K, Iwata T, Saga M, Oguchi Y
Association of retinal artery and other inner retinal structures with distribution of tapetal-like reflex in Oguchi’s Disease.
Invest Ophthalmol Vis Sci 56:2162-72, 2015. - Fujinami K, Tsunoda K, Nakamura N, Kato Y, Noda T, Shinoda K, Tomita K, Hatase T, Usui T, Akahori M, Itabashi T, Iwata T, Ozawa Y, Tsubota K, Miyake Y
Molecular characteristics of four Japanese cases withKCNV2 retinopathy: report of novel disease-causing variants.
Mol Vis 19:1580-90, 2013. - 加藤悠,厚東隆志
【眼科領域の最先端・近未来可視化手術】3Dデジタル映像システムを用いたHeads-up Surgery.
あたらしい眼科 36(3):343-349, 2018. - 加藤悠,厚東隆志
【眼内レンズ偏位・脱臼に対する手術-最新版】 眼内レンズ縫着術.
臨床眼科 73(2):158-163, 2018. - 加藤悠
【保存版 超広角でみる眼底病変 診断のポイント】 超広角眼底カメラその利点と活用.
眼科グラフィック 7(6):692-698, 2018.
他
研究発表(筆頭)
- The impact of glycemic control and renal function on surgical outcomes of 25-gauge vitrectomy for proliferative diabetic retinopathy
18th European Society of Retina Specialists (EURETINA) Annual meeting, Vienna, September, 2018 - Quantification of the images obtained with Optos 200Tx and Optos California
The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) 2018 Annual meeting, Honolulu, May 2018 - Novel funduscopic features in patients with Oguchi’s disease
52th International Society for Clinical Electorophysiology of Vision (ISCEV) Annual meeting, Boston, July 2014
Travel Grant - A Case of Occult Macular Dystrophy with Foveal Detachment by Vitreomacular Traction
The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) 2014 Annual meeting, Orlando, May 2014 - Fundus Manifestations of Hereditary Hemorrhagic Telangiectasia (Rendu-Osler-Weber Disease)
World Ophthalmology Congress (WOC) 2014, Tokyo, April 2014 - Clinical and Molecular Findings in Japanese Cases withKCNV2-retinopathy:
Report of Novel Variants
The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) 2013 Annual meeting, Seattle, May 2013 - New Surgical Keratometry System for Toric Intraocular Lens Implantation:
Comparison of Its Keratometric Readings to Preoperative Measurement by Corneal Topographer
The Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) 2012 Annual meeting, Fort Lauderdale, May 2012 - 黄斑部硝子体皮質除去による裂孔原性網膜剥離術後の黄斑上膜予防効果
第74回日本臨床眼科学会総会. 東京. 2020年10月 - 硝子体術後ガス置換眼におけるCorneal hysteresis
第73回日本臨床眼科学会総会. 京都. 2019年10月 - Quantification of the images obtained with Optos® 200Tx and Optos® California
第123回日本眼科学会総会. 東京. 2019年4月 - 増殖糖尿病網膜症での血糖コントロールおよび腎機能と25ゲージ硝子体手術成績
第71回日本臨床眼科学会総会. 東京. 2017年10月 - 早期眼球摘出と集学的治療が有効であったKlebsiella pneumoniae眼,肝,脳膿瘍の1例
第70回日本臨床眼科学会総会. 京都. 2016年11月 - RP1L1遺伝子変異を持たないオカルト黄斑ジストロフィの1家系
第64回日本臨床視覚電気生理学会. 伊勢志摩. 2016年10月 - 加齢性黄斑変性症の再発予測における網膜色素上皮下病変測定の有用性
第68回日本臨床眼科学会総会. 神戸. 2014年11月 - 硝子体牽引にともない中心窩に局所的網膜剥離を来したオカルト黄斑ジストロフィの1例
第61回日本臨床視覚電気生理学会. 東京. 2013年10月 - 新生児脳室内出血を合併した超低出生体重児の1歳における視機能
第38回日本小児眼科学会総会. 広島. 2013年7月 - 金屏風様反射領域と低反射領域の混在する小口病眼底の詳細な観察
第117回日本眼科学会総会. 東京. 2013年4月
学術展示優秀賞 - ゲージ数、ILM染色法、置換ガス別の黄斑円孔術後視力予後~同一術者での比較
第51回網膜硝子体学会総会. 甲府. 2012年11月 - 初発翼状片に対する遊離結膜弁移植術の予後についての検討
第36回日本角膜学会総会, 東京. 2012年2月
他
理事長 加藤道子
専門
糖尿病網膜症、ロービジョンケア、眼科治療全般
資格
- 日本眼科学会認定専門医
- 難病指定医
- 身体障碍者福祉法第15条指定医
- 視覚障害者用補装具適合判定医
経歴
- 東京女子医科大学医学部卒業
- 聖路加国際病院レジデント
- 名古屋大学眼科学教室
- 東京女子医科大学糖尿病眼科
- 関東労災病院
- 桜ヶ丘中央病院
所属学会
- 日本眼科学会
副院長 海老名もも子
専門
神経眼科、眼科治療全般
資格
- 日本眼科学会認定専門医
- 上級神経眼科相談医
経歴
- 横浜市立大学医学部卒業
- 横浜市立大学病院研修医
- 済生会横浜市南部病院
- 横浜赤十字病院
- 横浜市立港湾病院
所属学会
- 日本眼科学会
- 日本視野画像学会